賢者たちの【聖書】伝説 下
SBK-105 [ISBN978-4-89586-149-6]
DETAIL
賢者たちの【聖書】伝説 下
H・N・ビアリク他 〔編〕 ミルトス編集部 〔編訳〕
聖書物語にはこんな意味があった! ユダヤ賢者による伝説が旧約聖書の理解を深め、面白さを知らせる。
イスラエルの詩人ハイム・ナフマン・ビアリクが、聖典タルムードからユダヤ民族の貴重な伝説(アガダー)を選び出し、古典を現代に甦らせた書。画期的翻訳がここに!
ユダヤ人がどのように聖書を読んできたのか、その自由で独創的な発想の原点がここにある。
下巻は「ヨシュア記」から「エステル記」までを取り扱っている。士師、預言者、王たちの逸話、神殿の崩壊と補囚の悲しみなど、ユダヤ人なら皆が親しんでいる伝承集。
☆上下巻を通じた聖書の索引付き☆
――目次――
第6章 士師、預言者、王
ヨシュア/士師の時代/デボラ/エフタ/サムソン/ミカの偶像/ルツ/エルカナとハンナ/サムエル/祭司エリの死/サムエルの息子たち/初代の王、サウル/サウルの死
第7章 ダビデ
羊飼いダビデ/ダビデと神の摂理/ダビデの琴/ダビデの罪と悔い改め/ダビデの純真さ/ダビデとアブネル/ダビデとその子アブサロム/ダビデとイシュビ・ベノブ/ダビデ王の最期
第8章 ソロモン
ソロモンの知恵/ソロモンの神殿/ソロモンの王座/ソロモンとシェバの女王/ソロモンの流浪
第9章 二王国時代
ヤロボアム/オムリとアハブ/エリヤとバアルの崇拝者/大魚に呑まれたヨナ/失われた十部族/ヒゼキヤ王とセンナケリブの敗北/ヒゼキヤ王と預言者イザヤ/メロダク・バルアダン/マナセ王
第10章 第一神殿の崩壊
恐るべき悲劇/エルサレムの廃墟/神の臨在も流浪/神ご自身が泣く/大いなる嘆き/ゼカリヤの血と殉教/離散の苦難/バビロンのほとりで/切なる思慕/慰め
第11章 第二神殿のできるまで
エゼキエルによる死者の甦り/ハナニヤ、ミシャエル、アザリヤ/エズラ/大集会の人々
第12章 プリムの物語
贖いの方法/アハシュエロスの宴/ビグタンとテレシュ/ハマンの企み/ハマンはユダヤ人と王の命令を中傷する/ユダヤ人の救いをとりなすモーセ/ハマンの没落とモルデカイの昇進
解説・あとがきに代えて
「賢者たちとアガダー」
聖書索引
〔著者紹介〕
ハイム・ナフマン・ビアリク(Hayyim Nahman Bialik)
1873年ロシア生まれ.「ユダヤ国民詩人」と呼ばれ,詩,随筆,小説などに
よってユダヤ民族精神の鼓舞に努めた.主にオデッサやベルリンで活動
を続けたが,1924年にパレスチナに移住.1934年没.