ユダヤ教の基本
SBK-118 [ISBN978-4-89586-153-3]
DETAIL
ユダヤ教の基本
ミルトン・スタインバーグ 〔著〕
山岡万里子・河合一充 〔訳〕
手島勲矢 〔監修〕
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ユダヤ教の信仰と理想と実践を単純明快に語る、信頼できる古典的入門書 。
国際時代といわれる現代において、世界の文明に多大の貢献をしてきたユダヤ民族の文化の礎である彼らの宗教を知ることは、必須の知識であろう。
著者は、20世紀前半の激動期にユダヤ教ラビとして生きた著名な宗教家、思想家、文筆家。コロンビア大学哲学博士。ユダヤ神学校でラビに叙階。
非ユダヤ人の一般読者にもわかりやすくユダヤ教という宗教を語る本書は、今も英語圏で絶大の人気のあるロングセラーである。
※本書は、弊社で『ユダヤ教の考え方』(1998年刊)として翻訳出版したものを全面的に訳を推敲し、訳注と索引を付けて、改訂増補したもの。
※手島勲矢氏(元同志社大学大学院・神学研究科教授、関西大学非常勤講師)の監修・推薦。
――目次――
編者まえがき
はじめに
1章 前 提
一 ユダヤ教の性格 二 「時」という要素――歴史をつくった人々 三 ユダヤ教の「基本」 四 伝統主義者と近代主義者
2章 結 論
3章 トーラー
一 トーラーという書物 二 書物としてのトーラー 三 〈伝統〉としてのトーラー 四 トーラーについて――伝統主義者の見方 五 トーラーについて――近代主義者の見方
4章 神
一 信条 二 神についての知識 三 知識の限界 四 ユダヤ教が神について語ること 五 その他の神の属性 六 神についての「イメージ」 七 大いなる影 八 神と人のあいだ
5章 善なる生活
一 人生の善 二 人間――そして人間の意志 三 善の特質 四 人と神のあいだ 五 心の義務 六 高貴と卑賤 七 肉体と魂 八 人と人とのあいだ 九 社会の倫理 一〇 市民としての人間 一一 罪の影
6章 イスラエルと諸国民
一 イスラエル――伝統主義者の考え方 二 イスラエル――近代主義者の再解釈 三 土地と言語 四 非ユダヤ人 五 他宗教について 六 イエスについてのユダヤ教の考え方 七 キリスト教についてのユダヤ教の考え方 八 特殊性と普遍性
7章 実 践
一 祈りの架け橋 二 礼拝 三 祈りの前提条件 四 祈りの効用 五 日々の生活規則 六 「汝の食すべきものは…」 七 聖なる一巡り 八 誕生から死まで 九 なぜ、何のために 一〇 儀式という主題について――近代主義者のバリエーション
8章 法
一 ユダヤ教の法 二 理想主義の適用 三 二つの意見
9章 制 度
一 シナゴーグ 二 ラビの職
10章 来るべき世界
一 三つの希望 二 人の運命 三 神の国 四 メシア
終わりに
著者プロフィール
監修者あとがき
訳者あとがき
索引
〔著者紹介〕
ミルトン・スタインバーグ(Milton Steinberg)
1903年ニューヨーク生まれ。1933年パーク・アベニュー・シナゴーグのラビに就任。ユダヤ思想を哲学的側面から研究。
著書
『ユダヤ教の考えかた』(ミルトス)
『ユダヤ教の基本』(ミルトス)
〔監修者紹介〕
手島勲矢(てしま いざや)
1958年熊本生まれ。1983年エルサレム・ヘブライ大学ユダヤ思想科および聖書学科卒業。1997年ハーバード大学大学院中東言語文化学部にてPh.D.を取得。元同志社大大学院・神学研究科教授。現在関西大学非常勤講師。
著書
『ユダヤの聖書解釈』(岩波書店)他。
訳書
『ユダヤ人から見たキリスト教』(山本書店)
『トーラーの知恵』(ミルトス)
〔訳者紹介〕
山岡万里子(やまおか まりこ)
国際基督教大学卒業。翻訳家。
訳書
『告発・現代の人身売買』(朝日新聞出版)他。
河合一充(かわい かずみつ)
1941年愛知県生まれ。ミルトス編集代表。1965年東京大学理学部卒業。1967年同大学院修了。
著書
『イスラエル建国の歴史物語』(ミルトス)
編著書
『ユダヤ人イエスの福音』(ミルトス)
『出エジプト記の世界』(ミルトス)
訳書
『タルムードの世界』(ミルトス)
『ユダヤ人の歴史』(ミルトス)
『死海文書の研究』(ミルトス)
『評伝マルティン・ブーバー』(ミルトス)他。