ラビ・ナフマンの瞑想のすすめ
SBK-147 [ISBN978-4-89586-161-8]
DETAIL
ラビ・ナフマンの瞑想のすすめ
ラビ・ナフマン/ラビ・ナタン 〔著〕
河合一充 〔訳〕
ユダヤ教信仰復興運動(ハシディズム)の開祖バアル・シェム・トヴ(1772〜1810年)の曾孫ブラツラヴのラビ・ナフマンの貴重な語録集。100年の時を超えて、隠れたロングセラーが初めて日本語に翻訳されました。
ユダヤ教徒に語ったものですが、旧約聖書を同じ聖典とするキリスト教徒にも、聖書に興味をもつ人にも、瞑想に関心をもつ方にもオススメの本。平易な文章の中に、信仰のエッセンスが込められています。
――目次――
英語版の序文
主な用語
ラビ・ナフマン略歴
まえがき
――本文――
1.詩編と立ち帰り 2.瞑想 3.瞑想と泣くこと 4.一語を繰り返すこと 5.新しい道を切り開く 6.心を開くこと 7.ぎりぎりまでの瞑想 8.自己完成 9.真夜中の祈り 10.孤立 11.単純さ 12.学び 13.密着 14.励まし 15.場所 16.詩編の中に自分を発見すること 17.自分の思いを注ぎ出す 18.幸福と悔恨 19.真の悔恨 20.意気消沈と悔恨は違う 21.悔恨の喜び 22.日毎の瞑想 23.寝床で瞑想 24.神を征服すること 25.神の関心 26.良い知らせ 27.詩編と聖なる息 28.野の歌 29.一本の糸 30.陰府の腹の中 31.特別の実践 32.混乱 33.熱望 34.意気消沈と砕けた心の違い 35.蜘蛛の巣 36.すべての物を祈り求めよ 37.落胆しないように 38.感謝の詩編 39.特別な場所 40.沈黙の叫び 41.信用貸し 42.ガルバナム香 43.地上の天国 44.自由意思 45.新しい始まり 46.子供らしい単純さ 47.世界の主よ 48.いろいろの教訓 49.祈りという武器 50.命の力 51.自分の必要のために祈れ
解説――ユダヤ教の「瞑想」について
聖書索引
用語・固有名詞索引
訳者あとがき
〔著者紹介〕
ラビ・ナフマン(Rabbi Nachman of Bratslav 1772~1810)
ウクライナ・メジブズ生まれ。ハシディズムの開祖バアル・シェム・トヴの曾孫。1798~99年聖地巡礼。1802年にブラツラヴで教え始める。1810年にウマンで他界。彼の墓は巡礼地になる。著書は『リクテイ・モハラン』他(弟子のラビ・ナタン編纂)。
ラビ・ナタン(Rabbi Nathan of Nenerov 1780~1844)
霊的求めからラビ・ナフマンの弟子になり、師の講話、教えや物語、会話を記録して、後世に残す役を果たした。出版の他にウマン巡礼を定めて、ハシディズム・ブラツラヴ派の発展の基礎を作った。
〔訳者紹介〕
河合一充(かわい かずみつ)
1941年愛知県生まれ。ミルトス編集代表。1965年東京大学理学部卒業。1967年同大学院修了。
著書
『イスラエル建国の歴史物語』(ミルトス)
編著書
『ユダヤ人イエスの福音』(ミルトス)
『出エジプト記の世界』(ミルトス)
訳書
『タルムードの世界』(ミルトス)
『ユダヤ人の歴史』(ミルトス)
『死海文書の研究』(ミルトス)
『評伝マルティン・ブーバー』(ミルトス)他。