SHALOM ―― 魂を癒やすユダヤの旋律
SBK-149 [ISBN4-89586-048-2]
DETAIL
SHALOM ―― 魂を癒やすユダヤの旋律
イツィック・ビニヨンスキ/ティキ・オゼル〔写真〕
シャウル・ベン・ハル 他〔演奏〕
藤田意作〔音楽プロデュース〕
ミルトス編集部〔編集・監修〕
「SHALOM(シャローム)」は、「平安」「平和」を表すヘブライ語です。ただ穏やかで何事もないだけではなく、肉体的にも精神的にも生命力に満ちて、生き生きと活動している状態――それがシャローム。古くユダヤの伝承では、シャロームは音楽によってもたらされたと伝えています。
イスラエルに伝わる伝統的な曲をアレンジしたのは、日本人でありながらイスラエル政府の音楽使節として、ドイツ、オランダ、ロシア、アメリカ、東京でコンサートを開いている藤田意作氏。藤田氏はイスラエル国営放送のドキュメンタリー番組で「エルサレムを音にする作曲家」と紹介されました。演奏はいずれも世界的に活躍しているイスラエル人演奏家です。
また、この本はイスラエル在住の写真家2人による写真集でもあります。イスラエル各地の美しい風景を眺めながら、ユダヤの音楽に癒やされ、魂がシャロームに満たされる……そんなひと時をお過ごしください。
―― CD収録曲 ――
1.ガリラヤ湖
2.エン・ゲディ
3.アーメン
4.イェディッド・ネフェッシュ
5.エルサレム・メドレー〈ラフ・イェルシャライム〜スィスー・エット・イェルシャライム〜オッド・イシャマー〉
6.黄金のエルサレム
7.ハレルヤ
8.トゥー・ザ・ホーリー・ランド
9.ハコーテル
10.エルサレム
※作曲〔1, 8, 10〕・編曲:藤田意作
※全10曲・40分収録したCD付き
〔演奏者〕
シャウル・ベン・ハル(Shaul Ben Har)《ヴァイオリン》
ユリア・ベン・ハル(Yulia Ben Har)《ヴィオラ》
シャウルはモルドバ生まれ。6歳よりバイオリンを学び始め、テルアビブのMusic Academyで学ぶ。
現在、ヴィオラ奏者の妻ユリアとのデュオでイスラエル、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアを舞台に幅広く演奏活動を行なっている。
「驚異的音楽センスは、これまでにイスラエルで見いだされた最も偉大な才能の1つ」と評されている。
藤田意作(ふじた いさく)《ピアノ、シンセサイザー、作曲、音楽プロデュース》
久石譲と共に映画音楽の制作に携わり、ビクターJVCの「ロボット・カーニバル」でCDデビュー。イスラエルに10年間在住。
オーケストラとシンセサイザーの交響詩「聖なる地へ」を発表。イスラエル政府の音楽使節として、ドイツ、オランダ、ロシア、アメリカ、東京でコンサートを開く。
イスラエル国営放送のドキュメンタリー番組では「エルサレムを音にする作曲家」と紹介された。
国内外で平和音楽祭などの音楽プロデュースを数多く手掛ける。
オーリー・ハルパズ(Ori Harpaz)《ヴォーカル、アコースティック・ギター》
イスラエル生まれ。ピアノ、オーボエ、クラシック・ギターを学ぶ。
ユダヤ音楽の第一人者であり世界的巨匠ギオラ・フェイドマンのギターを担当し、デュオ・グループ「パルヴァリーム」としても有名。
イスラエル・テイストを聴かせるシンガー、ギタリストとして世界で活躍中。
ドリート・ファルカッシュ(Dorit Farkash)《ヴォーカル》
イスラエル生まれ。テルアビブのアート・スクールで幅広く音楽を学ぶ。
イスラエルの宗教音楽からポップスまで、その繊細で暖かみのある歌声には定評がある。
ソロやデュオでアメリカ、ヨーロッパ、アジア圏において、コンサート・ツアーを行なっている。
〔写真家〕
イツィック・ビニヨンスキ(Izik Binunsky)
イスラエル生まれ、テルアビブ在住。プロとして45年以上活動しているベテランのカメラマン。
風景を中心とする芸術的な作品は、高い評価を得ている。
特にパノラマ写真には定評があり、国際的な写真家として知られている。
ティキ・オゼル(Tiki Ozer)
イスラエル生まれ、イスラエル南部ネゲブ砂漠の中央に位置するミツペ・ラモン在住。
砂漠でのジープツアーや食事など、様々なアクティビティを観光客にコーディネートするかたわら、動物や花、風景などの写真を撮っている。