イスラエル考古学の魅力

SBK-097 [ISBN978-4-89586-027-7]
1,650円(税150円)

DETAIL

 イスラエル考古学の魅力 [サブラと遺跡と湖と]
 牧野久実 〔著〕

イスラエル・ガリラヤ湖畔での、日本・イスラエル共同チームによる発掘調査に参加した著者は、イスラエル考古学の魅力に触れ、留学を決意。
そこで出会ったサブラ(イスラエル生まれのイスラエル人の愛称)たち。聖書のルーツを明らかにする遺跡。ガリラヤ湖と琵琶湖の比較など、著者の異文化体験からイスラエル考古学の話まで、思うままに書き綴ったエッセイ集。イスラエル考古学の入門書としても最適。

――目次――

はじめに

見知らぬ国での発掘調査――イスラエルの発掘生活を体験
考古学者の卵たち――考古学とイスラエル人
サブラ――愛すべきイスラエル生まれ
イスラエルの猗琶湖〞――ガリラヤ湖(キネレト湖)の重要さ
不思議な死海の町――死海と聖書物語
考古学の不思議――古代の住居と都市の遺跡について
ガリラヤ湖の船――古代の船の発見と保存
知られていない古代の漁労――ガリラヤ湖の漁具を探す人
古代の都市を想像すれば――テルから考古学が明らかにできること
古代人の見た風景――「環境」と考古学

一片の土器のかけらから――土器の編年とは
「テル」は宝の山――層位学とは
戦争はいつ始まった?――城壁の意味するもの
体験学習の場は山ほどある――イスラエルの参加型博物館
水の中にも貴重な遺跡――水中考古学のこと
現代版アダムとイブの物語――イスラエルの旧石器時代遺跡
掘らない遺跡?――テル以外の遺跡について
青い瞳のシュロモ――発掘隊の世話役
ところ変われば考古学者も変わる?――日本人とイスラエル人の違い
琴湖(キネレト)と琵琶湖――文化間の類似と相違
故ラビン首相の冥福を祈りつつ――考古学と政治との問題
時の流れと考古学――考古学の時代区分の難しさ
イスラエル人考古学者の心のふるさと、ハツォール――イスラエル考古学の歴史
諸民族と考古学――後期青銅器時代の世相

ガリラヤ湖は文化的古代湖の見本――世界古代湖会議にて
水と平和、そして文化は努力して獲得――イスラエルと日本の文化比較
水と平和、そして文化は努力して獲得(その2)――イスラエルと日本の文化比較
古代の子育てグッズ――ジェンダー考古学という視点
ゲシアおばあちゃんのブドウ――キブツ・エンゲヴとエンゲヴ遺跡
ところ変われば発掘道具も変わる――共同調査の歩み
愛しのペラ――ある女性考古学者の横顔

あとがき

〔著者紹介〕
牧野久実(まきのくみ)
神戸市出身。慶応義塾大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科民族学考古学専攻修士課程修了、同博士課程中退、テルアビブ大学考古学研究所留学、国立民族学博物館外来研究員、滋賀県立琵琶湖博物館専門学芸員を経て、2007年より鎌倉女子大学児童学部教育学科准教授。博士(史学)。専攻は民族学・考古学。イスラエルでは、テル・ハダール、テル・アフェック、ラウィヤ、テル・カブリ、テル・ナミ、エンゲヴの発掘調査に参加。
論文
「古典時代のキンネレット湖における湖上輸送〜琵琶湖研究の成果を参考に」(史学、三田史学会、東京)他多数
翻訳
『聖書の世界の考古学』A. Mazar著(リトン刊、共訳)他

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