ラビ・エリシャの遍歴
SBK-054 [ISBN4-89586-126-0]
DETAIL
ラビ・エリシャの遍歴
ミルトン・スタインバーグ 〔著〕 伊藤恵子 〔訳〕
背教者か、真理の探求者か? 風に舞う木のように翻弄される賢者の行方は?
時は紀元2世紀、ローマ帝国支配下のユダヤにおいてラビとなった一人の青年エリシャ・ベン・アブヤ。人生の不条理に、ユダヤ教を去ってギリシャ哲学に真理を求めたが彼が、激動する歴史の中で到達した結論とは何か。
著者の米国系ユダヤ人ラビが,ユダヤの経典タルムードから取材し、豊かな学識の元に構想した歴史小説。
――目次――
プロローグ
第1部
第2部
エピローグ
作者註
訳者あとがき
〔著者紹介〕
ミルトン・スタインバーグ(Milton Steinberg)
1903年ニューヨーク生まれ。1933年パーク・アベニュー・シナゴーグのラビに就任。ユダヤ思想を哲学的側面から研究。
著書
『ユダヤ教の考えかた』(ミルトス)
『ユダヤ教の基本』(ミルトス)
〔訳者紹介〕
伊藤恵子(いとう けいこ)
1949年福岡県生まれ。翻訳家。
訳書
『土日で覚える水泳』(同朋舎出版)他
翻訳協力
『孤独の克服−グラハム・ベルの生涯』(NTT出版)
『自由』(集英社)